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「バカな」と「なるほど」 経営成功の決め手! pp.1-32

【要約】
 経営戦略とは簡単に言うと「他者と違った良いことをしろ」ということである。しかし、「良いこと」は誰もがやろうとするため、「違い」になりにくい。では、どのようにして競争優位を持続させるのか。1つは模倣障壁の構築であるが、これは結局模倣されるのが遅いか早いかという窮屈な話で終わってしまう。そこで、著者が唱えているのが非合理の理=『バカなる』である。バカなるとは、競合他社にとっては一見非合理に見える要素(バカな)が含まれているが、よく見ると合理的(なるほど)な戦略のことを指す。ある人には先見の明があり、多くの人がそれに気づいたときには既に先行者優位を構築しているという「合理性の時間差攻撃」や部分と全体の合理性のギャップ「合理性の空間差攻撃」等がバカなる戦略のメリットとして挙げられている。
 
最近の「バカな」と「なるほど」の事例がいくつか紹介されている。その1つがカセラ・ワインズ(イエロー・テイル)である。イエロー・テイルは、従来の由緒ある上質なワイン造りの精神を踏みにじった製造方法で、上質ではないフルーティな甘さのワインであることから周りからは「バカな」と思われていた。しかし、それがかえってワインの敷居を下げ、気軽に楽しめる飲み物として多く支持されたため、カセラ・ワインズは高い成長率と利益率をあげている。経営成功の秘訣は「バカな」と「なるほど」を同時に持つことである。他社と違うことを考え、常識を打ち破る斬新な経営が必要とされる。一見非常識な経営でも、実はよく考えられており合理的で、そのような経営を実行するのが成功企業なのである。

【ディスカッション】
 今回は、「業界の通念や慣行を打ち破る斬新な経営をしなければ競争の世界では成功者にはなれないのか。」ということについてディスカッションを行った。最初に出た意見はT-falの経営についてだ。T-falは、高機能・高性能で高価格帯の商品が多かった電気ケトル市場において、必要最低限の機能だけが備わった低価格の電気ケトルを販売し、爆発的なヒットを遂げた。発言者の主張は、T-falが行ったことは無駄を省き低価格にしただけであるため、斬新な経営をしなくても競争の世界で成功者になれるということだった。しかし、T-falはいち早くそのことに気が付き、オーバーシューティングを防いで低価格で勝負したことは斬新な経営ではないかといった意見も出た。また、スイッチングコストが高い業界は斬新な経営しなくてもよいという意見が出た。顧客は簡単には動いてくれないため、無難な経営をしていくのがよい。逆に、スイッチングコストが低い業界では簡単に移るため、バカなる戦略を取り競争優位を獲得しシェアを伸ばす必要があるという意見だ。
 
さまざまな意見がでたが、その中で非常に多かったのは、業界シェア癸韻隆覿箸箸修Δ任覆ご覿箸念曚覆襪箸いΔ發里任△辰拭4にその業界で最も高いシェア率を誇る企業は、通念や慣行を打ち破るバカなる戦略を取る必要はない。むしろ、安定的な経営を行い着実に顧客を伸ばすべきである。また、業界でシェア癸韻鮗茲譴討い覆ぅ船礇譽鵐献磧軸覿箸蓮▲蝓璽澄軸覿箸某燭淡から勝負しても競争優位の差は埋まりにくい。そのため、チャレンジャー企業はシェア率を上げるためにはバカなる戦略を取らなくてはならないといった答えになった。通念や慣行を守り続けて業界シェア癸韻魍容世靴討い覺覿箸眤減澆垢襪燭瓠一概にはバカなる戦略と取らなければ成功者になれないとは言えない。しかし、現時点でチャレンジャーに位置している企業がリーダー企業になるためには、通念や慣行を打ち破るバカなる戦略(1位が取らない且つ1位が模倣しにくい戦略)を取る必要があるというのが今回のディスカッションの答えである。

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