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原因を推論する 第3章 観察、説明、理論

 本書では、タイトルにあるように固有名詞を捨てる意味について述べられている。また、本章p.51では、リフォード・ギアツによって提唱された一般化に対する批判について記述されている。クリフォード・ギアツは、現実の社会や歴史を一般化し単純化することへ批判しており、その意味を他者に理解できるように描く分厚い記述の重要性を主張している。つまり、観察対象から固有名詞を排除して、一般的・理論的に説明しようとする試みを批判すべきものとしているのである。

 ここで、対象を人間とした場合に固有名詞をどのくらい重視すべきなのか、疑問に思いディスカッションのテーマとした。この課題を解決するプロセスとしては、まず、ゼミ生全員になぜコミュニケーションができないのかアンケート調査を行う。次に、その結果に基づいて以下の二つからマネジメント方法を考える。仝罵名詞で見る:アンケートに基づいてゼミ長自ら一人一人にアプローチをしていく。 抽象化・単純化して見る:アンケートを抽象化され単純化し、ゼミ生全員に解決策を提示する。さらに、ディスカッションの前提条件として、4点設定した。 ー分自身が30人規模のゼミ長であると仮定する。(期間は1年間) ▲璽濱犬漏Д灰潺絅縫院璽轡腑鵑靴燭い韻匹任てきない状況、またその原因は個人にある。 その人自身の問題が解決されることを目指す。 ぅ▲鵐院璽箸硫鹽項目は一人ひとつとする。

 意見としては、「固有名詞で見る」と考えた人から、ひとりひとりの背景を知ることで根本的に問題を解決することができる。次のゼミ長に引き継いで貰えば1年という期間を考慮する必要がなくなる。個々のコミュニケーションから始めていけば調和が生まれる。などの意見があった。一方で、「抽象化・単純化して見る」と考えた人からは、ゼミ長の負担を軽減することができる。ゼミ全体で共有することでのコミュニケーションが生まれる。1年という期間を考え、短期的に効果の見込める方を選択すべき。などの意見があった。
また、「固有名詞で見る」と「抽象化・単純化して見る」以外の意見としては、そもそもこの解決すべき人物はゼミ長である必要はないのではないか、ゼミ長が他のゼミ生に託すなどの分担を行うなどの意見が見られた。最後に多数決を行ったところ、「固有名詞で見る」が8名、「抽象化・単純化して見る」が16名だった。

 わたし個人の意見としては、対象を人間とした場合に抽象化・単純化する必要はなく、固有名詞で見た方がゼミ生へのアプローチとしては相応しくゼミ生の意見も「固有名詞で見る」が多いのではないかと考えていた。その人ひとりひとりの理解を深めてアプローチを取ることがゼミナールにおいてコミュニケーションの問題を解決することに繋がっていくのではないだろうか。また、今回のディスカッションポイントに中野ゼミという言葉を入れなかったのは、ゼミ長ひとりが必ずしもこの問題を解決する必要はなく、ゼミ生皆がその意識を持つことが大切であるという考えがあったからである。1年という期間が短いため、抽象化・単純化した方が良いという意見もあったが、皆がその意識を持つことで皆1年という期間に制限される必要はない。今後、ゼミ生皆にこのような意識を持ってもらいひとりひとりの理解を深め、積極的にアプローチをして欲しい。

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