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マネジャーの仕事 第四章 マネジャーの仕事上の役割

〈要約〉

 この章では、マネジャーの仕事上の役割について述べられている。マネジャーの役割は対人関係の役割、情報関係の役割、意思決定の役割の大きく三つに分類することができる。そして、それぞれをさらに細分化でき役割を詳しく説明している。

 まず、対人関係の役割から触れる。これはフィギュアヘット、リーダー、リエゾンという三つの役割が存在する。フィギュアヘットはマネジャーが公式組織のために一つの象徴になり、その地位と権限に基づいて数多くの責務を果たしている役割である。これは職務の中心的な役割ではない。リーダーは部下を励ましたり、批判したりする資格を持っている。どの役割よりももっとも重要なものであり、マネジャーのパワーを最もはっきり現れている役割である。リエゾンは組織外にいる人やグループと横のネットワークを形成する役割である。この役割を果たすことで外部環境と自分の組織を連結させことができ、情報活動を実りある活動へと発展させることができる。

 次に、情報関係の役割に触れる。主に情報の受信と発信に関わる役割である。マネジャーは組織内で中心的な役割を担い、まるで神経中枢のようである。つまり、あらゆる情報がマネジャーに集約される。これはモニター、周知伝達、スポークスマンという3つの役割が存在する。モニターとは常に情報を探索しその情報によって自分の組織や環境に何が起こっているかを捉えようとする役割である。周知伝達は外部からの情報を組織内に送り込み、部下へ伝達する役割である。スポークスマンは情報を組織外へ伝達する役割である。

 次に、意思決定の役割である。重要な意思決定を下すことに関連した役割である。これは、企業家、障害処理者、資源配分者、交渉者という四つの役割が存在する。企業家は創発者と設計者の役割を担う。まず全体をレーダーのように眺め、組織が行動を起こす必要があるかを決定する。そして問題やチャンスを発見したら、決定段階を順序づけることと決定を引き延ばすことを意識し改善決定を行う。障害処理者はマネジャーのコントロールが及ばない情況や変化を扱う障害が発生した時の事態の修正を行う役割である。資源配分者は時間割、作業のプログラム化、活動の認可を行う役割を担う。交渉者はマネジャーの職務の中枢を担う役割である。組織を代表し、内外の人々と交渉を行う。時以上十つの役割がマネジャーの役割である。これは好き勝手にどれか一つの役割を取り除いたり、残りをそのままにしておいたりはできない。どの役割もマネジャーが行うべきものである。


【ディスカッション】
 私たちは中野ゼミのマネジャー(先生の立場)である。マネジャーは学外のプレゼン大会で優勝することが目標として掲げた。そこで、後輩チームと先輩チームどちら1チームしか大会に出場できないとしたらどちらにプロジェクトを任せるべきであるか。

条件:目標は優勝することである 
   マネジャーはたくさんすべきこと考えるべきことがある
決断に要する時間は3日、プロジェクトの期間は半年間である
   中野ゼミの視点で考える

後輩チーム(5人)
・すこぶるやる気ある
・意見をどんどん持っている
・プレゼン大会に出場するのは
 今回がみな初めてである

先輩チーム(5人)
・大会に出場したことがみなある
・また、うち2名は昨年優勝している

 まず、議論をする前にどっちのチームに任せるか、聞いた。そして、その後そう考えた理由を述べてもらった。先輩チームを支持する理由は、今後の組織の成長を考えたから、育成面を重視したから、2年に一回優勝すればよいと考えたから、経験者を増やすべきであると考えたから、長期的に管会えれば組織が成長しないからなどの理由が挙げられた。後輩チームを支持する理由は、あくまでも目標は優勝であるから、後輩は見て学ぶので十分であるから、後輩だけだと単純にきついから、優勝すればその効果で採用活動にプラスの影響を与えられるから、先輩は優勝できるプロセスを知っているから、去年の経験から改善点を知っているから、などの意見が出た。

 結果として、議論前に先輩チーム派11名、後輩チーム派11名であったが、議論後も先輩チーム派11名、後輩チーム派11名もあった。うち意見を変えた人は6人であった。このような結果から本書で述べているようにリーダーの役割も資源配分者としての役割もマネジャーにとっては重要な役割であることが改めてわかった。また、後輩チーム派は長期的な視点や育成という観点を重視している者が多く、一方先輩チーム派は短期的な視点や目標への達成度を重視する者が多かった。このことから、ゼミ視点という条件を加えたとしてもマネジャー観は人それぞれ異なっておりどの人物がマネジャーになるかで組織の方針は大きく異なることがわかった。最終的に現状の中野ゼミにおいて、チーム研究は長期的に短期的に考えても先輩と後輩を混合にするチームが望ましいのではないかと結論づいた。


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