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8月7日「〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則」第11章 QUESTIONING/最終章 BEGINNING

〈第11章 QUESTIONING 要約〉
 現在、かつては不可能だと思われていたことが可能になってきている。ありえないことに満ちているこの状態は、まるで白日夢のようで、筆者はこの白日夢をインターネットと呼んでいる。いまこの瞬間にオンラインにいる人々のことを想像すると、すぐに答えを得たり、調べ物をしたり、応答したり、自分の考えを投稿したりと、生産的な方法で自分の考えに取り組んでいる。この新しいあり方は、結論のない一つの疑問に加わっていることとなっている。
 科学のパラドクスにおいて、より多くのツールでより多くの解答が得られると、いっそう多くの疑問が生じるように、われわれは発明することで、自分たちの無知の中を覗き見ることができる。そして回答が潤沢にあれば、新しい質問が増えていく。質問を生み出すものは、われわれ人類が絶え間なく探検する新しい分野を生み出す原動力となっていくだろう。質問することとは、答えることよりも力強いものになるのである。

〈最終章 BEGINNING 要約〉
 われわれの人生が乗っかっている新しいプラットフォームは、ホロス(全人類の集合的知能と全マシンの集合的行動が結び付いたもの)を使うことで強化されている。この新しいプラットフォーム上ではあらゆる所で相互接続がなされている。それは一見すると社会の自然な延長に見えるが、われわれは今、非連続性のエッジにいる。つまり〈始まっていく〉プロセスの中にいるのである。本書で述べられてきた12の法則への移行は〈なっていく〉プロセスの第一歩を踏み出したにすぎないのである。
 筆者は、超生命体が出現することで「シンギュラリティー(そこから先は未知のフロンティアが広がるその境界)」の強いものと弱いものが予想されるとしており、その2つのうち、弱いシンギュラリティーの方があり得る話だとしている。筆者の述べる弱いシンギュラリティーとは、われわれの創造物がわれわれをより良い人間にする領域であり、一方でわれわれ自身がその創造物なしでは生きられなくなる領域のことである。この相転移はすでに起こっているが、今よりもより移行は激しくなるだろう。〈始まっていく〉ことはまだ始まったばかりなのである。

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〈ディスカッション〉
テキストp.390には「本書で述べたテクノロジーの数々もすべてが合体し―つまり人間にマシンが加わって」「われわれをより良い人間にする」とあるが、その一方で「われわれ自身がその創造物なしでは生きられなくなる」ともある。今回は、本書の総括として今までの12の法則を考慮し、以下の手順でディスカッションを行った。(※ビカミング〈なっていく〉とビギニング〈始まっていく〉は未来のことなので考慮しない。)

〆2鵑離妊スカッションでは、「より良い」を「効率の良い」と置き換え、現時点で、われわれが創り出したマシン・創造物にはどのようなものがあるかを挙げる。
また、そのマシン・創造物にはどの法則が含まれているかも挙げる。

⊂綉の,乃鵑欧燭發里法△匹Δい辰新舛濃弔蠅遼‖Г鯤笋辰討い韻佗者の述べる「本書で述べたテクノロジーの数々もすべてが合体」することができるのだろうか。

 、┘ッコ内は含まれている法則
・メーリングリスト(シェアリング・アクセシング・スクリーニング・フローイング)
・Wikipedia(リミクシング・シェアリング・スクリーニング・アクセシング)
・SNS(シェアリング・アクセシング・スクリーニング・フローイング・トラッキング・フィルタリング)

⊂綉で挙げたものの中から、ゼミにおいても活用している「メーリングリスト」に残りの法則を補う。
・フィルタリング:さらに検索条件を綿密にする。レコメンドが行われるようにする。
・トラッキング:就職活動報告メールにおいて、今まで先輩方が受けてきた企業の情報をさらに詳しく追跡できるようにする。
・インタラクティング:課題を提出する時期をマシンが覚え、時期が近付いたら通知が来るようにする。
・リミクシング:就職活動報告メールにおいて、今まで先輩方が受けてきた企業ごとに区別されるようにする。
・クエスチョニング:レコメンドが出るようにする。(マシンから質問が来るという意味で)
・コグニファイング:どのようなタイプの人が、どういった企業に興味があるのか認知できるようにする。

 今回のディスカッションではメーリングリストについて筆者の述べる法則を補っていったが、よく考えると工夫すればできるところまで近づいていることが分かる。しかしまだ技術的に追いついておらず、実現できていないのが現状である。

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 もし今回のディスカッションで挙げられた残りの法則が実現すれば、われわれはそれなしでは生きていけなくなるのだろうか。本書で述べられてきたことは、すべてこれから起こりうることを筆者が楽観的に記しているものではあるが、実際に現実では本書で述べられていた法則は実施されている。外れてしまうこともあるだろうが、これから先、5〜10年の指標にはなるのではないだろうか。

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