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7月7日 「<インターネット>の次に来るもの−未来を決める12の法則」 第7章 FILTERING

<要約>
 今の時代、大量の新しい作品が毎年創造されている。今はそれが簡単に手首をひねるような仕草で「万物のライブラリー」を手元に呼び出すことができる。また、様々なものでデジタル化は進んでいる。デジタル化によって人間は創造活動を広がっていった。その結果、人生の時間内では確認できない程無限の選択肢が生まれている。それをある程度満足のできるものに限るのがフィルターなのである。フィルターの種類はゲートキーパ、仲介者、キュレーター、ブランド、政府、文化的環境、友人、われわれの8種類がある。しかし今後他にも増えていくだろうとされている。理想のフィルターとしては3つある。1つ目は、自分の好きなものを手元に届けてくれるレコメンド・エンジンと呼ばれるフィルターが存在する。これは自分の過去の行動などにより、おすすめを提示してくれるものである。しかしこれには好きなものだけに限定してしまうフィルターバブル(過剰適合)と呼ばれるもの陥ってしまう可能性がある。これを避けるために自分の好みから少しずらして提示してくれるものもある。2つ目は友人たちによって自分の知らないものを知らせてくれるものである。しかしこれには友人と好みがほぼ同じになってしまうようなエコーチェンバー現象に陥ってしまう可能性がある。3つ目は、好きではないけど好きになりたいものを提示してくれるものである。こうしたフィルターは自分で登録するものではなく、プラットフォーム側がインストールするものである。

 私たちは何をどうフィルタリングするべきかについて初期段階にいる。今後自分たちに合ったもの(パーソナライズ)が進んでいくだろう。しかし、どんなフィルターでも良いものを切り捨ててしまう。フィルターされることによって自分たちの認識できる範囲が限られてしまうのである。毎日無数の選択肢が生まれている中でフィルターは必要であり、変わっていく必要もある。フィルターから今後逃げることは出来ない。

 コンテンツ側から見れば、フィルターは人間の注意に注目している。ハーバート・サイモンは、「潤沢な世界において、唯一の希少性はアテンションである。」という。アテンションについてテレビなどの例を挙げるが、質も高いアテンションと低いアテンションがある。高いものは、そのテレビの情報が購買に繋がったりするようなもの。低いものはただテレビを見ているだけのようなものである。グーグルやフェイスブックはこのような低いアテンションを高いものに変えようとしている。過去の情報から読者が関心を持っていることや、読んでいるものに合わせた情報を提供しているのである。

 フィルタリングの進んだ要因はモノの低廉化のことが言える。低廉化が進み価値が低くなっていく中で本当に価値のあるものとは何なのだろうか。それは経験である。経験とは、人間の雰囲気を感じ取ることなどのことである。つまり機械には代替できない。

 今後われわれが新しいものを作り続ける限り、さらなるフィルタリングは不可避である。新しいもので重要になるのは、フィルタリングやパーソナライズの新しい方法であり、それがわれわれをより自分らしくしてくれる。

<ディスカッション>
 本章で「どんなフィルターでも良いものを切り捨てしまう。」とあるが、それは本当なのか。まず、フィルターはプラットフォーム側が決めたフィルターの利点と欠点を挙げてもらう。次に、自分で理想のフィルターを決めることができたら、どのようなフィルターを作るのか(フィルターの要素)についてアマゾンのレコメンド・エンジンを基に話し合っていく。

〕点
過去の情報から最新作や欲しいようなものを提示してくれるため、探す手間がなくなる。また、おすすめが出てくるので他の人がどのようなものを買っているのか(人気情報)が分かる。関連商品を提示してくれるため、必要なものが分かるなどが挙げられた。

欠点
自分以外の家族などのものを買っても、そのものがお勧めに出てきてしまう。個人に一般的な情報が合わない。頻繁に買わないものでも表示される。欲しそうなものが提示されるため買い過ぎてしまう。自分のサイズに合わないものがお勧めされるなどが挙げられた。

 ,鉢△ら自分で理想のフィルターを作るなら要素をどのようなものにするか議論する。
個人以外の情報について分別してくれる。より自分の入力を増やしカスタマイズを高度にする。表示されるものについて金額でお勧めに表示するしないを決める。(高価な買い物は頻繁に行わない)消耗品について買う頻度や消耗期間を調べ、それに合わせてお勧めに提示してくれる。お勧めについて指標を入れるということが挙げられた。

 このディスカッションの結果から、企業の決めたフィルターには利用者の求めるものが全て含まれているものではない。フィルターは利点もあるが、利用者の私たちからしたら欠点の多いものである。しかしで挙げたように自分たちでフィルターを作ろうとして要素を挙げたものを全て叶えてしまったら、フィルターバブルに陥ってしまう。そのため、私たちのフィルターバブルに陥らない程度にフィルターに必要な要素はより自分の入力項目を増やしサイズや外部要因(家族形成など)をふまえた上で、おすすめの指標によって提示される要素を含めるフィルターが必要であると考えた。

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