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1月6日 『経営戦略の思考法』 第14章 先手の連鎖シナリオ/第15章 シナジー崩壊のメカニズム

《14章 要約》
本章では、先行者優位という概念を理解する上で「ネットワーク外部性」に着目していた。ネットワーク外部性とは、ユーザーが増えるほどその製品の価値が高まる傾向を意味する。こうしたネットワーク外部性が高い製品の場合、先発企業が一度先手を取った後シェアを獲得し維持していくことが多いとされている。一方、ネットワーク外部性が低い場合においては、一度先手を取っただけではその地位を維持することは難しいため、優位性を持続させるための「先手の連鎖」を模索する必要があると述べられていた。
しかし、ネットワーク外部性が高い製品においても、新カテゴリーの創出や新規参入企業の台頭によってリーダーの地位が揺らぐことも少なくないため、こうした動向には注意を払う必要がある。


《15章 要約》
多くの企業がシナジーを重要視している中で、このシナジーを生み出すためにはコストや労力を費やす必要がある。また、企業が徐々に成長するにつれ、こうしたシナジーは次第に消失してしまう事も少なくない。筆者はこのような点に対し、本章において警鐘を鳴らしていた。
シナジーを実現するためには、.灰⊃雄爐離優奪肇錙璽の維持、∩反イ重くなることによってコア人材の相互作用が阻害されない環境、の二点が条件だとしている。しかし、この二つの条件は企業が成長していく事で、人材や成熟事業の増加に伴い自然に消失する可能性がある。企業が成長してもなおシナジーを実現するためには、意図的に工夫をし、リアルな小人を描いてメカニズムを解明する事が必要であると筆者は述べていた。

《ディスカッション》
14章の内容をふまえ、先手必勝とされるネットワーク外部性の高いケースにおいて、後発企業はどのような戦略をとるべきかを考えた。事例として、日本の通信コミュニケーションツール市場における、LINEとカカオトークをケースとして議論を行なった。(尚、今回はあくまでコミュニケーションツールとしての軸はそのままで、撤退などの選択肢はないものとした。)
議論を行なった中で、戦略案として以下のようないくつか案が上がった。
・キャリアと提携し初期搭載アプリ化する
・韓国で提供されている「Yellow ID」を日本にも導入する
・ボイスチェンジ機能を活かし電話に特化させる
・ビジネス向けにリニューアルする
こうした議論を通して、戦略案として選ばれたのは『複数アカウント×多目的コミュニケーションツール』とする案である。これは、現在のTwitterやFacebookのようなSNSの機能に加えて、複数のアカウントを作り連携させることによって、目的別に多様なコミュニケーションをとる事ができるツールにするというものである。14章のキーワードである「ネットワーク外部性」に着目し、且つ新カテゴリーの創出として既存のLINEのサービスに対抗する案として有効なのではないか、という結論に至った。

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