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10月21日『経営戦略の思考法』 4章 ポジショニング・ビュー

 本章では、環境の機会と脅威を中心として経営戦略を考える思考法である「ポジショニング・ビュー」について述べられている。ポジショニング・ビューの起源と考えられているものは多くあるが、本書ではその中でも特に重要なポーターの業界構造分析法とPIMS研究に焦点が当てられている。

 ポーターの業界構造分析は「ファイブ・フォーセズ・モデル」を用いることで、その業界がどのくらい設けやすいのかについて判断することができる。このモデルでは、ある業界から潜在的に利益が得られるか否か(利益ポテンシャル)を左右する要因についてのリストがポーターによってまとめられており、それらの項目をチェックすることで企業は総合的な判断をすることができる。この理論により、長い間現場にいることで身につく「勘」に頼った利益の推定から、誰でもある程度の妥当性をもった利益の推定が可能になった。

 PIMS研究は多様な角度から「市場シェアと利益マージンには因果関係がある」という主張をした研究である。この研究の知見はとても有名で、特に
〇埔譽轡Д△叛宿壁兵舛慮鮓澪醉儻果
∪宿壁兵舛肇沺璽吋謄ング支出の交互作用効果
に関する実証データは教科書などにも取り上げられている。この研究により、高いシェアを獲得することが利益につながること、また高いシェアはどのような環境下であれば獲得しやすいのかということに関して新たな知見がもたらされた。

 ここまでポジショニング・ビューの貢献についてみてきたが、もちろん問題点も指摘されている。1点目は、この戦略を使う人々が自社の強みについて考慮しないことが多くなるというもの。2点目は、企業間の相互作用について考慮されていないというものである。これらの問題点を補う形でリソース・ベースド・ビューなどの思考法が発達していくこととなる。

 ディスカッションは「白山通りにある貸し店舗に牛丼屋を展開すべきかするべきでないか」というテーマで行なった。ポーターの利益ポテンシャルを左右する要因リストをもとに、大学周辺の飲食店業界の環境について分析を進めた。考慮できない項目もあったが
・既存企業間の対抗度
・新規参入の脅威
・買い手の交渉力
について分析を行なった結果、白山通りにある貸し店舗に牛丼屋は展開するべきでないとなった。
反省としては供給業者の交渉力と代替品の脅威についての項目について考慮できていないため、機会があればすべての項目をチェックできるようなディスカッションをしていきたいと思う。

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