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10月21日『経営戦略の思考法』 5章 リソース・ベースド・ビュー

 本章では、リソース・ベースド・ビューの議論が展開されている。
 目に見える製品=市場を中心に戦略を考えていたポジショニング・ビューに対して、目に見えにくい経営資源に注目した考え方が、リソース・ベースド・ビューである。目に見える製品の背後には、目に見えにくい「能力」があり、これを発展させることこそ、経営戦略では重要課題なのだ。
このような考え方で戦略を策定する場合、自社にとっての本質的な経営資源は何かという問いが必要不可欠である。顧客が購入する商品・サービスが何によって市場の競争に勝っているのかという問いから始める。探求を深めていくことによって、自社の基本技術や戦略的資産、プロセスが何であるのかを明らかにし、その上でさらに深層に存在する知識・行動体系、つまり「コア・コンピタンス」が見えてくるのである。
 リソース・ベースド・ビューには課題点も存在する。儲からない事業への多角化を正当化させてしまうことや、経営資源の価値判断が容易ではないことが挙げられる。ある資源が顧客にとって価値を生み出しているかの判断は、市場・需要側の視点が必要である。しかし、リソース・ベースド・ビューには重要側の分析・考察が不足している。つまり、ポジショニング・ビューが経営資源に関する視点が補われる必要があるのと同様に、リソース・ベースド・ビューには市場側の視点が補われる必要があるのだ。

今回のディスカションはゲーム機製造大手の任天堂を例に
「家庭用ゲーム機の製造・販売から撤退するべきか、撤退するべきではないか?」というテーマで議論を進めた。 

撤退すべき派
・家庭用ゲーム機事業の売り上げが落ちているのでアプリに移行したほうがよい。
・どっちかの事業に絞った方が良い。
・海外にシフトしたほうがよい。
・ゲームを選ぶポイントに「手軽さ」が上位に挙げられていることから、アプリに専念するのが良い。
・新たにハード機を作る必要はなく、ソフトのみでやっていけば良い。
・PCをハード機にして一元化するべきである。

撤退するべきではない派
 ・新しい据え置きの家庭用ゲーム機の発売が決まっているから。
 ・すでに高いシェアを上げているし、参入障壁が高いのに撤退するのは難しい。
 ・スマホと家庭用ゲーム機の棲み分けが出来ている。
 ・家庭用ゲームのファンがいる
 ・アプリよりも操作性やストーリー性などにおいて精度が高い。

結論
多数決を取った結果、するべき派12人 するべきではない派16人であった。
よって、任天堂は家庭用ゲーム機の製造・販売から撤退するべきではないという結論に至った。

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